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zoom RSS 安全管理が優先されすぎ

<<   作成日時 : 2017/08/06 00:00   >>

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 最近、建設現場は安全管理に対して、力が入ってい過ぎると感じます。

 一般の人が知っているところでは道路工事のような場合。
 道路舗装を行っているはずなのに、通行人の安全を守るための誘導員の方が多い。

 道路工事を行う職人より、誘導員の方が多い?
 逆転現象です。
 安全にかかる費用が増えてきた。

 住宅建築もこの傾向が強くなっています。
 安全と検査だらけです。。。。

 「確認審査機関」の検査があり、「瑕疵担保保険」の検査があり、「長期優良住宅(任意)」の検査があり・・・、建設会社の社内検査、施工の不良検査などなど、管理の強化は厳しくなっています。

 去年はマンションの杭打ちに施工不良があったので・・・昨今の杭打ちには、横で監視している係りもできた。
 監視役は一級建築士でなくてはいけないそうで、一日中、何もしないで見ている係り員。
 そんな現場まであるのだそうです。

 監視員が増えたので、工事現場は書類の山です。
 膨大な報告書が作成される。
 現場費用がかかってしまう。
 だから・・・、工事費はまた上がってきました。 
 (これは日本国の方針のようです。役所からの圧力が高いので、建設会社は安全管理面を強化せざるを得ないらしい。)
 行き過ぎなのではないかと、僕は思っています。

 #

 「よい建物」という定義はズレてきた。
 最近のよい建物とは、長期優良住宅が取れていて、施工にミスがなく、報告書だらけ、という方向にシフトしてきています。

 以前の「よい建物」というのは、快適で心地の良い家を指していた、と思うのです。
 レストランで言えば、美味しい料理のことでした。

 でも、今は安心安全面が先頭にある。
 冒頭で言えば、二次的な誘導員が増えた。
 レストランで言えば、衛生管理が凄過ぎて、美味しい店が減ってきた。
 ファミリーレストランは「そう美味しくありません」が衛生面はスバラシイ。
 (話題になる美味しい店はたいがい衛生面で劣る?小さな店です。)

 その弊害は・・・
 建築現場の職人は「たいへん下手」になったという点です。
 下手くそな職人を上手にするという業務をゼネコン(大手建設会社)は忘れはじめた。
 
 外食レストランに例えると、メーカー側の衛生管理です。
 ファミリーレストランの衛生管理はすばらしいけれど、不味いのはどうするの?

 #

 思うのですが、今の現代だったら「寿司屋」という食文化の発明はあったのだろうか、と思える点です。
 寿司という料理は危険な料理。
 安全安心を優先してしていたら・・・寿司文化は生まれなかっただろうなぁ、と思っています。

 私の回りに10人の設計士(友人・知人)がいます。
 その半数以上が管理業務を行っていて生産にたずさわっていません。
 こんなことで誰が「日本を創っていくの?」という疑問。
 日本文化の力は(安全にかまけているので)衰えてきた、と思っています。 

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