物理的防水の方が長持ちするーー2007-01-25(木曜)晴れ

 このところ鉄筋コンクリート(RC造)の建物でも防水は物理的な防水(金属屋根やコロニアル屋根)にしています。
 
 あるとき気がついたのです。
 RC造は10年くらいから雨漏りがおきるってことを。それに比べると木造建築の方がはるかに雨漏りがおきません。

 ① 勾配があるということは(当たり前ですが)重要なんでしょう。勾配があるので雨水が屋根に溜まりにくいらしい。なかなか漏れません。これは決定打①です。

 ② 材料は金属屋根や、コロニアルの方が、圧倒的に強い、とくにステンレス防水は強いってことが経験的に分かってきました。
 化学防水はダメです。樹脂とかシートだとか、アスファルトだとか・・・石油からつくっている?らしい化学品は劣化するようです。紫外線にさらされるので50年・60年の単位で考えたときはまったくダメです。
 その点、瓦はやっぱり材料としてはすばらしい(と思います)。(デザインがしにくいとか、瓦がずれるという問題はある)

 結局、防水に関して思うことは・・・技術に過信のある材料や形態は時間に耐えられないっていうことです。
 
画像

 写真は今日打ち合わせのあったRCの現場。コンクリートスラブの上に鉄骨を組みステンレス防水を行ないます。

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 こんなことは建設業の人は皆が知っています。ところがなかなか物理的な屋根が施工されないのは?・・・RC造に屋根デザインが合わない?、格好悪い?、見かけない?、ってことなのだと思います。
 あ、そうそう、それから重要なことは・・・物理的な防水はその上を歩行できないということです。その点、化学防水は歩行できます。逆に言えば、歩行するから化学防水にせざるを得ません。・・・だから漏れます。
 歩行できてしかも漏れない材料? それは無理です。 

 当事務所のホームページは以下です。
 http://www2u.biglobe.ne.jp/~g-a/

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この記事へのコメント

のん
2007年01月27日 22:58
ビルの様にモルタルの下に防水シートを養生する方法もNGなのでしょうか?
紫外線や熱は直接触れないので長持ちしそうですが
GA/小林
2007年01月28日 22:31
 昔(20年くらい前)はのんさんのおっしゃる方法がよいと思われていました。
 ところが、アスファルトはやっぱり膨れたり、切れたりし・・・漏れるのです。
 漏れると、今度は防水層が内部に埋め込まれているため漏れている場所がなかなか分からないのです。・・・それでいっそ劣化したとしても防水層が露出している方が漏れている部分も特定しやすいし、防水層を再びやり直すこともしやすい・・・というわけで現在では露出工法の方が主流だと思います。
 防水は非常に難しく、表参道ヒルズも・・・都庁も・・・屋根が漏る、に悩まされているのです。
のん
2007年01月29日 21:39
なるほど!ご教授どうも有難う御座います

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