融資が下りないリフォームーーー2007-08-01(水曜)晴れ

 K邸リフォームの設計を始めようとしています。
 資金はある銀行から住宅ローンを借ります。

 昔ならば、そのリフォーム計画が合法であろうがなかろうが・・・違反建築と銀行の融資は関係がなかったので、普通に融資が受けられたものです。表示登記や保存登記ができて本人の住宅であることが分かればよかった。

 最近は違います。
 融資条件の中に、リフォーム工事の建築確認通知書が必要になっています。
 どういうことかと言うと・・・融資を受けるリフォーム工事は建築基準法に則(のっと)っていなければならないのです。
 これが案外難しい。

 なぜ難しいのかというと、リフォーム工事は既存住宅の内部で行なわれる工事なので、もともとの住宅(既存住宅)が合法でなければリフォーム工事そのものがいくら合法であっても、前提となる既存住宅が足かせになって建築確認通知書がもらえないってことになるのです。

 既存住宅が合法である、という証明は・・・既存住宅が(以前に役所からもらったであろう)『完成検査済証』を提出すれば問題が無いのですが・・・、大部分の家が完成検査済証を持っていないのです。
 昔(20年ほど前)は法令順守なんて誰も考えてもいなかったので、そもそも役所の完成検査を(はっきり言えば)馬鹿にしていました。だから、検査自体を受けていないという家が大部分。・・・そういう書類がありません。・・・また、当時は平気で合法建築を建てなかった風潮があったのです。
 それが急変、法令順守の風は銀行ローンにも影響しています。

 案の定、今回の家にも完成検査済証がない。しかし、大規模な模様替えとは既存住宅の過半以上である、という法律の規定があるので、家の過半に達しないリフォーム工事には建築確認申請は適用されない条項を利用しようと考えています。
 とにかく難しい時代になりました。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

のん
2007年08月02日 08:48
新築したと時に許可が下りていれば、仮に紛失しても再発行されるものなのでしょうか?
GA/小林
2007年08月02日 13:43
 こんにちは、のんさんへ。
 再発行については不明です。  
 去年、東京目黒区で15階建てマンションの3階部分の用途変更と大改修を行ない、事務所から分譲マンション8戸にしました。
 このとき、完成検査済証は無かったのですが、区役所には完成検査済との記録が残っており、完成検査済証と同等の扱いとなりました。
 役所に発行書類の記録が残っていることがあります。

プロフィール