長寿命住宅・山で育つ木の話しーーーーーーーーーーーーーーー2008-07-01(火曜)晴れ

<GA 小林>

 なぜ住宅は長寿命でなくてはならないのか・・・という議論。
 もっとも単純で分かりやすいのが「山で育つ木」の話しだと思います。

 住宅(木造)は木でできているわけですが、その木は米栂や、杉や、ヒノキ材が使われています。
 『木がその大きさにまで育つには何年かかるのか?』
 小学生的な疑問をもってみると、杉で40年くらい、ヒノキで50年くらい・・・。そこで、家は50年くらいはもたないと、木が不足してくるということになります(これまで・・・日本の家の平均寿命は27年ほどだった)。

 昔(江戸時代とか・・・)は地域の山で採れる木で家を建てるのは当然の話しでしたので、みんな木の成長スピードのことを考えていました。また、地域の山がはげ山になってきたらすぐ気がつくというものです。

 ところが、今は他の地域から木を調達することがあたりまえの時代。僕たちは木の成長スピードと住宅の関係をすっかり忘れてしまった・・・というわけです。
 どこかで誰かが(海外で)大量に木を植えてくれていたかというと・・・そうでもない、ということも分かり始めた。
 このままいけば行き詰ってしまう。

 家は材料の成長スピードを越えることができない・・・。
 これが、「山で育つ木」の話しです。
  
 鉄骨造の家や、鉄筋コンクリートの家はどうでしょうか。
 そう考えると、鉄や石灰石(セメント主原料)ができるのには膨大な時間がかかっているので、鉄やコンクリートでつくる家は、そうとう長持ちしなければつじつまが合わなくなってしまいます。(いったいどれくらい長持ちさせればよいのか分からないほどの時間です。)

 ううむ、、、、木造住宅の方がいいみたいだ。
 (鉄骨造の鉄はもう一度溶かして、再利用できる・・・。)
 
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 今日の建物
画像

 渋谷区立松濤(しょうとう)美術館
 設計者:白井晟一(故)+竹中工務店設計部

 白井晟一、後期の設計です。
 円熟しつくしきったこの建物は、充分にすばらしく厚化粧をほどこした老人のようでもあり、単純で簡素明解な最近の建物と一線をひいています。
 また最近の建築ではめずらしい『性』を感じさせる建物でもあります。

 白井晟一は当時、神様のような存在。
 建築界では知らないものがいないほど有名で影響力がありましたが、最近の人にはあまりうけないようです。(近頃、若い人に人気があるのは対極にある安藤忠雄氏?)

 場所
http://maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&hl=ja&msa=0&ll=35.65897,139.692557&spn=0.005971,0.007349&z=17&msid=113810814851999821239.000451053495e84227d46

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