ビニールクロスのランク、並・上・特上
<GA 小林>
建設会社から見積書が出てきました。
それをみると・・・内装工事の欄、ビニールクロスには「量産品」と特記がありました。価格は、m2単価で1,100円(貼り手間含みます)です。
お寿司でいうのなら、並、上、特上みたいなランク。
ビニールクロスにもランクがあるのです。
「量産品」ビニールクロスとは?
今のお寿司でいうならばランクは「並」・・・という意味です。
なにしろ、今は・・・高過ぎる! 安くしろ! 安くならないか! の時代。工事費用が高いと思われることが嫌な建設会社は、総じて「並」の見積もりを持ってきて、安く見せたい・・・というわけです。(これは仕方のない今の社会情勢だと思います。)
「ビニールクロス・並」とはどのようなものか・・・。
分譲マンションに貼ってあるものはたいがい「並」だと思います。(億ションは別かもしれませんし、そうでないマンションもあると思いますが・・・たいがい「並」が使われています。)
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僕たちはお客様に雇われているのでビニールクロスの「並」について考えてしまいます。
お客様にとって「並」でいいのだろうかという問題です。
まず価格の違い。
今回の住宅はビニールクロス面積が350m2ほどあったので 350m2×1,100円=385,000円となります。
「並」をビニールクロス「上」にすると値段はいくらかというと・・・200円から250円(m2単価)ほど高くなるので・・・間をとって225円。
差額はこの一軒の家で 350m2×225円=78,750円、約8万円ほど高くなるというわけです。
ここのところがむつかしい問題です。
(たった?)8万円高くなることを言わないで、このまま安いそぶりでビニールクロス「並」を貼るか・・・。(だって、たいがいのお客様はビニールクロスに「並・上・特上」のあることを知らないし、品質の違いも知りません。)
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ある人が言っていました。
「そりゃ「並」と「上」のビニールクロスを並べて部屋に貼ったら違いは(素人にも)分かると思うけれど、「並」しか貼ってない部屋にいれば・・・まったく分からない」
名言ですが・・・、ある程度のランクにいるお客様にはやはり、このことは話しをすることなのだろうな・・・と思うのです。
それがお客様に雇われた設計者の仕事。了解を得て、並なら「並」、上なら「上」ランクで設計をすすめる。。。。
しかし、ビニールクロスの上にはもっと高級な仕上げがあります。
ビニールクロス並 → 上 → 特上 → 布張り・紙張り → ルナファーザー塗装 → 塗装仕上げ → 左官仕上げ → 珪藻土等々。(このランク別けはきれいな順列で並んでいるわけではありません。ダブったり重複したりしています。)
このようなランクの違い・・・住宅にはいっぱいあるけれど・・・今、社会情勢は・・・。
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参考のために・・・・
ビニールクロスの並・上・特上とは正確に書くと、、、、
並・・・・・量産品
上・・・・・1000番シリーズというのが多い
特上・・・特殊なビニールクロスが多い
この3つのシリーズは大部分の場合、カタログそのものが異なっています。
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