たかが自転車、どこに置く?
<GA 小林>
『間取りの考え』 (NO14)
住宅の自転車置き場の設計はかなりむつかしいのです。
たかが自転車ですから設計内容はとっても簡単!・・・しかしこれが盲点。
敷地の適当な隙間に置けばいい・・・なんて考えてしまいます。
家が完成すると・・・あんがい自転車を置くところがない。
なんとか置くところを見つけても、せっかく新築の家なのに・・・自転車が家の回りにごちゃごちゃとみっともない。
しかも、雨ざらしだと・・・悲劇的な光景。
自転車をどこに置く?
実際の設計で、この問題は本当にむつかしい。
計画中の住宅、a案です。
車だったら家を小さくしてでも駐車場のスペースを確保するでしょう。a案はそういう状態です。
車スペースは確保したけれど・・・、自転車は家の回りに適当に置こうとしています。
なんとかなるさ・・・。
そこで問題解決のために、b案を考えてみました。
階段の下に自転車置き場をつくってみました。
無理やり詰め込めば、3台くらいは置けそうです。
でも自転車のために家を小さくしてまで駐輪スペースを確保するなんて・・・、普通は合点がいきませんよね。
a案とb案を比べると、居間食堂の面積が違ってしまいました。せっかく広々としたa案だったのに・・・。
というわけで普通は、b案にはならないと思うのです。
敷地は狭い、建物は目いっぱい、だいいちもう予算もない! 自転車置き場まで手が回らない。
結局、北側の隙間にでも置くことになる・・・。
こうして景観の悪い家ができあがってしまいます。
やっぱり自転車置き場は、冒頭の話しに戻る。
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建築基準法ではいちおう自転車置き場について考慮があります。
家の中に、ガレージのように駐輪場や駐車場を設ける場合は、延べ床面積の1/5分を上限として容積率から除外してくれます。
景観がよくなる法律ですが・・・なかなかそこまでできません。
そういう意味でアメリカ住宅のガレージはいいですね。自転車も、雑物もみんな入ってしまいます。イナバの物置を置く必要もないので・・・景観は自然とよくなっていきます。
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今、シリーズ住宅を売り出そうとしています。この案は、その設計過程でつくった案です。
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