広さの感覚は間違う

<GA 小林>

 『間取りの考え』 (NO19)

 ときどき部屋のイメージを大きく考えてしまう人がいます。
 新しい家をつくるので期待に胸がふくらみ、イメージが大きくなるのではないでしょうか。
 
 下図のような感じです。
 頭の中は無限に大きいので部屋を大きく考える・・・、部屋の中に家具がいろいろ入ってしまうのです。
 この図では大きなソファーやグランドピアノまで部屋の中に入り何の疑問もありません。
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 上の図面は20%ほど間取りを大きくしてあるのですが(家具類は大きくしてありません)、頭の中の図面はもっともっと大きくなっている人もいます。夢がふくらむと家はどんどん大きく・・・。
 ところが、実際に家ができあがると入るはずだった家具が入りません。
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 上図は正しい寸法図面。
 この例はとっても多く、家具だったら「入らない」とあきらめもつくのですが、広さのイメージが狂うと幻滅感におそわれる人もいます。
 「こんなことなら、建てなきゃよかった」みたいな。。。

 次のようなこともおきます。
 家具を小さくイメージする例です。図面に家具類を描きこむとき都合よく小さく描いてしまう。(人間の本能のようなものでしょうか。。。)

 間取りを考えるのが大好きな人、とくに10㎜グラフ用紙を半間にして描く人は上記のいずれかにおちいりやすいと思います。
 何故って半間は910㎜なのにそれを10㎜に置き換えると頭の中で大きさが狂ってしまうようです。
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 上の図面は正しい間取りに小さくした家具を配置した場合。
 三流不動産屋はよくこの手を使います。小さな家具を描きこむことで、お客に部屋が大きい!と錯覚させるのです。

 図面は正確に描かなくてはいけません。そうでないと部屋の大きさが判断できません。間取りを描くときは家具類の寸法を計ってから正確に描きます。(正しい図面は2番目の図面です。)
 広さの感覚を図面で感じ取るのはほんとうに難しい。模型もつくるのですがそれでも難しい。

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 ここからは余談です。 
 そういえば私が小さい頃、高額紙幣が大きく感じられたのも子ども心に期待値が膨らんだ錯覚?だったのでしょうか。
 先月の夏休み、小学生時代に育った家に立ち寄ってみました。家も、町も、道も・・・小学生時代にはあんなに広く大きかったのに今は小さな家や、町や、道でした。

 次の『間取りの考え』 (NO18)はこちらです。
 『間取りの考え』シリーズ 目次はこちらです。

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