ベタ基礎配筋、シングルとダブル

 住宅の構造強度については関心が高いと思われるのにベタ基礎だけはおかしい、と感じます。
 シングル配筋が多い。理にかなっていないので、構造体として弱い・・・という話し。

 #

 下図は住宅の断面図、ベタ基礎の場合。
 赤丸のところが底盤。
画像

 底盤の配筋には現在、二つの方法があります。シングルとダブル。
 シングル配筋の素性は・・・×です。
 ダブル配筋の素性は・・・○です。

 ところが住宅現場は”素性の悪い”シングル配筋が多いんです。
 どうしてなんでしょうか。。。。よく分からないでいます。
画像


 ■■
 ■■ シングル配筋の説明。
 上部から力がかかったとき、盤は下へ曲がります。(イメージです)
 上辺は圧縮されます。しかし、コンクリートは圧縮に強い。耐えることが可能です。

 同時に下辺は引っ張られます。
 コンクリートは引っ張りに弱いので、ヒビが入る。これは×です。
画像

  
 次の図は下部から押された場合。
 前述とは上下逆の現象が起き、上辺にヒビが入ります。これも×です。
画像

 盤の真ん中にある鉄筋は(無いよりましだけど)有効に働きません。中途半端。

 ■■
 ■■ ダブル配筋の説明。
 同じように盤に力がかかります。
 上辺は圧縮・・・・・・コンクリートで耐えます。鉄筋は役目を果たしません。(注:*参照)
 下辺は引っ張り・・・コンクリートは無力、ですが、鉄筋は引っ張りに強い。
 ヒビが入らないので、○です。
画像

 次の図は下部から力がかかった場合。
 やはりヒビは入りません。こちらも○です。
画像

 ベタ基礎の底盤は「シングル」のときヒビが入りやすい。
 ダブルの方が理にかなっています。

 #

 構造的にすでに分かっているのに、なぜ一般の住宅ではシングル配筋が多いのか?
 やっぱり工事費用なのでしょうね。 
画像

 「注 *」
 鉄筋コンクリートは「鉄筋」と「コンクリート」が各々役割を分担している構造体です。
 「鉄筋」は引っ張り力に強い、しかし、圧縮力には無力。
 「コンクリート」は圧縮力に強い、しかし、引っ張り力には無力なのです。
 お互いの利点(強さ)を活かした構造体が「鉄筋コンクリート」。 

 Google画像  シングル配筋 ダブル配筋

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 7

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント

プロフィール