家は誰かのために建てる

 家は自分のために建てているのではない、と感じます。
 誰かのために建てています。
 いちばんは妻(または夫)のため、子どものため、母親のため。

 #

 この内容は以前にも書いたことがあるのですが、同じことが先日起きたのでまた書いてみようと思いました。

 #

 料理のことで考えてみました。
 一人暮らしをしていると、自分自身のために手間暇のかかる料理はつくりません。
 相手や家族がいるから、誰か喜んでくれる人がいるからこそおいしい料理をつくろうとします。
画像

 住宅の設計も似たようなことを感じるのです。

 #

 一人暮らしの人は建築家に家を依頼しないという点です。
 マンションを購入しそこで暮らした方がどこかが楽チン。

 私は200軒ほどの住宅を建ててきて、一人暮らしの人から家を建ててほしいと依頼を受けたのは二回しかありません。依頼確率、2軒÷200軒=1.0%です。

 どちらもご高齢の女性で、理由はほぼ同じ。
 「最後に建築家のつくった家に住んでみたかった」
 男性と女性。女性は高齢になっても意欲的なんだな、と思ったものです。

 #

 独り者は建築家に家を頼まない。
 これを裏返しに言うと、建築家に家を頼む人は「夫婦仲がいい」、「家族思い」なのではないかと思います。
 とくに夫婦仲。
 前回の建て主さんも夫婦仲が良かったし、その前も、そのまた前も、ずっと夫婦仲の良い人ばかりが続いています。
 打ち合わせも、ショールームも、現場にも・・・、ご夫婦は一緒にやってきます。
 
 建築家に依頼する人は、夫婦仲がいい。
 断言できます。

 #

 冒頭にも述べましたが、家をつくることは料理をつくることと似ています。食べてくれる相手(夫婦・家族)がいるからこそ・・・できる、という点です。

 美味しい料理は誰かのためにつくろうとする。
 自分自身のためにつくろうとする人はいないように思えます。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

プロフィール