雨漏り原因はイメージと違う

 人は屋根のどこかに穴や隙間があるので、雨が漏ってくるのだと思っています。
 それは傘に穴が開いているようなイメージです。
 でも、それ以外に気圧の差による漏れの方が厄介だという話し。
 
 #

 私の経験では「木造住宅」と「鉄筋コンクリート住宅(以下RC造)」とでは、RC造の方が雨漏りしやすいと思います。

 何故かというとRC造の方が隙間がないからです。
 隙間があるから雨漏りするはず・・・。
 それなのに、隙間がない方が雨漏りしやすい、なんてオカシイ。
 イメージと矛盾します。
 
画像

 絵はストローでコップの水を飲んでいるとき。
 水を吸い込んでいます。
 口の中の圧が低い。
 コップの水は(+)から(-)側へと上に吸い込まれます。

 この状態が風雨の強い日に発生します。(下図)
 風がゴーっと吹いたとき、大気は瞬間的に(+)になるときがあり住宅が(-)側になると、一気にストロー現象が起き水が入ってきます。
画像

 屋根や・・・、外壁からも・・・、窓の・・・、ほんのわずかな隙間から・・・。
 付近の雨水を一気に吸い込んでしまいます。

 風雨の強かった日に、考えもしないところから水が漏るのは、たいがいストロー現象です。
 単なる雨漏りとは違う。

 #

 RC造の方が密封度が高い。(コンクリートを流し込んで造っているから。)
 比べて、木造は切ったり張ったりして造っているので、密封度が低い。ストローにいっぱい穴が開いているような状態。穴開きストローでは水を吸い込みにくいのです(木造の場合)。

 つまり、ストロー現象が起きやすいのがRC造、起きにくいのが木造です。
 木造は極端に言えばスカスカなんです。(昔の民家などはとくにスカスカです。) 
 (木造でも高気密住宅は密封度が高いので、雨漏りしやすくなります。)

 #

 ストロー現象のほかに毛細管現象もあります。(別の機会にします。)
 (この記事は当事務所の見解で書かれています。)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

プロフィール