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zoom RSS 我が社は「地震に強い」

<<   作成日時 : 2019/01/16 00:00   >>

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 電車を待っていたらホームに大きな看板が・・・。
 「地震に強い家・・・〇□建設」

 こういうCMってよく見かけるけれど、設計士の僕には意味不明です。
 その会社だけが・・・地震に強いなんてことはあり得ないので、どういう根拠で強いと言っているのか・・・よく分からないのです。
 地震に強い家は建築基準法で「等級3」で設計し施工すればいいのであって、それ以上、どうするの?って思います。
 
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 等級は下から「1」「2」「3」となっていて、いちばん強いのが「3」です。
 それ以上、強い建物は法律上、ありません。

 なぜ耐震性に法律が関係しているのかというと、地震で建物が壊れたとき・・・、誰も責任が取れないからです。
 以下のような感じです。
 「我が社は等級3で建てています。国の基準を守っているので、私たちは悪くありません」と、言いたい。。。

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 等級「1」〜「3」は建て主が選ぶものです。
 等級「1」で建てて、地震で壊れたら・・・「やっぱり壊れましたね」と業者側は言える。
 等級「3」で建てて、壊れたら・・・、「国の最高基準で建てたのですが、残念でしたねぇ」と、これまた言える。
 等級制度は私たち設計者の責任を回避してくれる、国が決めた基準だ、ということになります。

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 仮に「我が社だけが『等級4』っていう(超強い)住宅」があったとします。
 (計算上はあり得ると思います。)
 それが壊れたりすると、その基準は「我流」なので、逆に建て主から訴えられるかもしれません。

 「地震に強い、と言ったじゃないか、国の基準以上だから壊れないと!」
 「補償しろ、無償で建て替えろ!」
 
 こんな風に訴えられても、設計者も建設会社も困ります。
 だから・・・「我流の『等級4』」っていうのは無いのです。
 
 等級「1」〜「3」は皆で渡れば怖くない、業者のための「ありがたい法律」だと思います。

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 分かったような分からない話しになりました。
 この説明、いつもムツカシイです。

 「地震で壊れたら、補償します」・・・と言ってもらえれば、明快になりますね。
 でも、それは言えないので、「強い」と言う。
 (自然相手の地震ですから、分からないことだらけ。)

 「強い」とは・・・「等級3」で建てました・・・のこと。(みんなでそう決めた。)
 「等級3」は国が決めた最高基準。
 基準を守っていれば合法。
 建物が仮に壊れたとしても、合法である以上、業者に責任は無いことになります。

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