相場を知ると誤解が減る

 建設費用のイメージについてです。 
 「建設費の相場」は知っておいた方がよいという話し。
 相場を知らない建て主は・・・何かと建設費に関する誤解が多くなるからです。
 現在、木造2階建てで坪100万円はかかるのではないか、という私の見解。

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 ほとんどの建て主さんは建設費用を安く考え過ぎていると感じます。
 そのため、問題が起きる。

 ・ 建設業者にボラれているのではないかと(勝手に)思ったりする。
 ・ (勝手に)疑心暗鬼になる。
 ・ 工事費のわりに質が悪いと(勝手に)思ってしまう。

 いったんそうなると、建設会社の悪い面ばかりが見えはじめ・・・、建て主はマイナス志向に向かいます。
 これは建て主にとって損です。
 嬉しいはずの新築工事が台無し。

 正しい建設費(相場)をはじめに知っておくことで、回避できることがあるのではないかと思うのです。

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 ■■ データ「1」(*注1)
 
 こちらは住宅建設費のm2単価を調査したもの。(2018年)
 ヨコ軸は延べ床面積・m2、 タテ軸は総工事費のm2単価
001工事単価 調査会.jpg

 このデータから分かることは
 ・ 平均延べ床面積は  126.4m2 (38.2坪)
 ・ 平均工事費単価  ¥192,020/m2 (¥635,375/坪)

 住宅の建設費は約20万円/m2(坪単価だと65万円弱)ということになります。


 ■■ データ「2」(*注2)

 こちらは国交省発表のデータ。(ただし、首都圏の注文住宅に限った、建設費単価)
002 工事単価国ベース.jpg

 2018年度は¥305,000/m2 (坪単価だと100万円を超えています。)

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 データ「1」は日本全国の新築住宅、建売住宅を含むので・・・データ「2」より35万円/坪も安い結果になっています。(そこまで差が開くものかとやや驚いていますが。)
 
 しかし、私の実感ではデータ「2」は正しいように思えます。
 首都圏で、注文住宅で、多少こだわりがあったりすると(*注3)、坪単価は100万円をすぐ超えてしまうのです。
 この他に、解体工事、外構工事、照明器具、カーテン、家具類があるので・・・坪単価にすると、注文住宅は110万・120万円の世界だと思います。

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 この情報(坪100万円)を知らないで・・・、坪50万円くらいで注文住宅ができると思っていたら、どうなるでしょう。
 ・ 建て主さんは適正建設会社になかなか出会えません。
 ・ 自分の相場イメージを修正するのに1・2年くらいかかり時間を無駄にします。
 ・ 結局、安い建設会社に出会ってしまい、安かろう悪かろう住宅を建ててしまう。

 建設費の相場は知っておきたい・・・初めの一歩です。

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 建設費については何度もこのBlogで書いています。
 2019年4月6日 住宅の建設費はいくらかかるか
   https://ga.at.webry.info/201904/article_2.html

 (*注1)
 ・「個人住宅工事費の価格傾向に関する研究(その4)」の結果概要 2019年7月発表から
 ・一般財団法人建設物価調査会 総合研究所 
 ・ホームページ https://www.kensetu-bukka.or.jp/business/so-ken/shisu/kojinjutaku_report/
 ・対象物件  2018年以降に着手した個人住宅の新築工事
 ・興味深いデータが多く掲載されています。参考になります。

 (*注2)
 ・国交省 平成30年度・住宅経済関連データ、<3>建築費及び地価の現状、2.建築工事費・(2)注文住宅の建築費(首都圏)から出典。
 ・ホームページ https://www.mlit.go.jp/statistics/details/t-jutaku-2_tk_000002.html 

 (*注3)こだわりについて
 例えば床材は無垢フローリングにするとか、ビニールクロスを使わないとか・・・、高気密高断熱にするなどの「こだわり」を指します。

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