古すぎるからそれ以上古くならない、という価値

 2・3回前のblog「日本は家を貨幣価値に置き換えない」でTV番組「デスパレートな妻たち」の「家」を紹介しました。
 典型的なアメリカの・・・「売りに出す住宅」だと思います。
 高値で売り抜いて自分たちはさらなる高級住宅地に移転するという人生ゲームの象徴。
 アメリカ住宅は転売するのが普通のイメージです。

 日本の我々とはちょっと違う。
 が、参考になるのは、売れる家というのはデザインが古い(様式デザイン)、ということです。

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 ここにヒントがあります。
 アメリカで高値で売れる住宅っていうのは・・・「古くさい様式美」という価値なんです。
 言い換えると「古すぎる様式はそれ以上古くならない」ので新築したときにすでに価値が確定している。
 
 いっぽう、デザイナーズ住宅なんていう流行りもの住宅は・・・新しいのは初めのうちだけで、50年・100年とデザインが持ちこたえられるのは至難の業、もしくは予測不可能。
 だから・・・デザイナーズ住宅は価値が低いのです。
 様式美は初めから古い・・・それ以上「古くならない」という価値がある。

 例えば当事務所が入居していた建物は和風建築でした。
 和風だからデザインが古くならないのです。
 10年前も、10年後も価値が変わりません。
 古臭い建築って、それ以上デザインが古くならないという価値があるのです。
20130809jimusyo1.jpg


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 考え方の一例として国家の代表者の官邸を見てみます。
 日本の総理大臣官邸(公の自宅です)。
 今風をデザインしながら和風デザインに挑戦しています。
 2002年竣工、設計者は建設大臣官房・官庁営繕部。(実際には日建設計だと言われています。)
002JAP.jpg


 アメリカ大統領の官邸(公の自宅)ホワイトハウス。
 まるで昔風、古臭いデザインの建物を未だに使っています。
 竣工は1800年、220年前の建物です。
001USA.jpg


 この二つの住宅、どちらが高値で売れるかということです。
 次のように考えてもいいかもしれません。
 200年後、両国の官邸はどちらが残っているか。。。。
 ここに建築に対する考え方の・・・価値をどこに置いているのかの、違いが見て取れます。









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