夫婦寝室の深い訳ーーーーーーー2007-06-04(月曜)晴れ

 家の間取りを立てていくとき、夫婦の寝室を優先するのか、子どもの部屋を優先するのか・・・という問題にぶつかることがあります。

 この例は、子どもを優先した場合の配置計画です。
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 子ども二人の部屋は南に配置されています。当然、陽がはいり快適な子ども室。南は眺望もよいのです。ところが夫婦の寝室は北側に配置されています。

 一方、夫婦を優先した場合は次のようになります。(図面がみにくい場合はクリック)
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 夫婦の部屋が南です。眺望もよいので最高の眺め。ところが子どもの部屋は北側で、しかも狭いときています。

 家は敷地いっぱいで、これ以上広げることが不可能です。さて、あなたなら子ども室を優先させますか? 夫婦の寝室を優先させますか?

 ★★ 子ども室優先派 ★★
 かなりの人が、子ども優先派だろうと思われます。(子どもの年齢にもよりますが・・・二人の子どもは小学校低学年です。)

 建売住宅の場合では、このような時、子ども室優先派の間取りになるものです。
 いちばん大きな理由は、子どもを大切にしている気持ちが現われている、という感じ。これは重要です。公言できます!(子どもを大切にしていると)はばからないので、体裁がいい。(お金を援助してくれた)自分の両親への手前もいいのです。・・・というわけで家を購入するのに抵抗感がありません。

 欠点は次のようなものです。 
 ① 気持ちのいい子ども室なので、子どもは子ども室に入り浸るようになり「こもるかも」しれません。子どもの友人も家に遊びにやってきて、子ども室で遊ぶようになります。

 ② 子どもが小学生で可愛かった時代は・・・一瞬です。あっという間に中学生になり、高校生になり、子ども室で独立しはじめ・・・その後、家を出てしまうと、いちばん日当たりの良かった子ども室は空き部屋になります。

 ★★ 夫婦寝室優先派 ★★
 この家の主(あるじ)は、夫婦なのだ!と宣言しているような間取りです。アメリカ人は住宅を購入するとき、いちばんはじめに見る部屋が夫婦の寝室なので(日本人は最初に居間を見る)、アメリカ人のナイトライフはこのような配置からも夫婦中心の家づくりをうかがわせます。(アメリカ人は夫婦喧嘩を寝室で行なうが、日本人は居間で行なう。)

 つまり、夫婦寝室優先派の間取りの建て方は・・・「家族」という概念と、「夫婦」という概念が別々に共存しているような感じになってきます。
 子ども室が、狭く小さな部屋であることの配慮は居間側で行なわれます。子どもが集まりやすいダイニング・リビング、そしてキッチンです。子どもの友人は居間で遊びます。

 欠点は・・・ここまで述べた全部の反対の理由でしょう。
 ① 世間体が悪い。
 ② 親が自己中心的に見える。
 ③ 子どもを大切にしていないように見える。

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 とにかく、子ども室優先派であれ夫婦寝室優先派であれ・・・家は完成しました。
 しかし、その家の夫婦の寝室には、「お母さん」と「子ども二人」が(3人で、3本川で)眠る場合が多いものです。
 「お父さん」は・・・、「遅く帰ってきて」「酒臭く」「いびきをかき」「歯ぎしり」をするというので、どこかの予備室で一人で寝ているのです。
 つまり、三番目に「ノン夫婦寝室派」というのもあることになります。

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 ある本で読んだ話しです。
 夫婦が一緒に寝るというのは、存在証明をしていることだという話しです。
 (帰りは深夜になって妻はもう寝ているけれど)今日もちゃんと家に帰ってきた。妙なところにも行かず、(他の女性の)香水の匂いもついていない・・・。そんな、家の主(あるじ)の存在証明をするためには・・・、夫婦の寝室が必要。

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