ガス・ヒートポンプ(ガス・エアコン)の終了
お客様の家に東京ガスから通知が来たのだそうです。
「ガスヒートポンプ・部品終了」のお知らせ。
簡単に言うと、「ガス・エアコンはもう補修部品をつくらないので、機械が壊れたら・・・これでおしまいです」
「東京ガスはガス・エアコンから撤退しました」という内容。
設置してから15年。
導入していた家庭にしてみれば大問題。家中の冷暖房の仕組みを変えなければなりません。
配線や、配管は壁の中に埋め込んであるし、次に設置する機器の置き場所も変わります。その工事費用も膨大です。
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ガスヒートポンプというのは、ガスで動く冷暖房機のことです。(一般にエアコンと言っているものは電気で動く。ガスで冷暖房ができるだなんて普通の人は知らないと思うのです。)
ガスヒートポンプは画期的でした。電気でコンプレッサーを回すのではなく、ガスエンジンでコンプレッサーを回す。
つまり、その頃から原子力発電問題があり、電気を使わずにガスで冷房ができる機器は、す・ば・ら・し・い・・・機械だったのです。
それなのに、なくなってしまった。(ビル用、業務用は残っている。)
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「良いものが必ずしも生き残るとは限らない」・・・・ガス・エアコンから得た、教訓です。
こういうことがあるから・・・僕は給湯の仕組みや、冷暖房の仕組み・・・とくに、新しい機器に不信感が・・・どうしてもあるのです。
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そういえば思い出したこと。
もっとも先進的で、効率的でなければいけないのに・・・「いちばん効率の悪い製品」が、今も生き続けている事例。
QWERTY配列キーボード。
このキーボード配列は『速く打てない』ように・・・使いにくいように工夫されたものが未だに使われている、という代表例だと思います。
(タイプライターの時代、速く打たれてしまうとキー棒がからまった。そこで、速く打てないようにキー配列が考案され、わざと使いにくいものにした。)
大部分の人のキーボードは今もそうなっています。
キーボードを見ると、左上から右へ・・・Q・W・E・R・T・Y・配列。これって、速く打てないための工夫がされたもの。
どうして? と思うのですが・・・ともかく、いろいろあって(僕は昔、親指シフト・キーボードだった・・・)、皆の足並みも揃わず・・・、新しいキーボードが切磋琢磨をしているあいだに、
「よい製品はすたれてしまい、悪いものが生き残った」事例だと思うのです。(悪いものに皆もすっかり慣れた。)
社会って、うまくいかないものです。
(今、ガスエアコンが住宅用に残っていれば、節電に少しは効果があったのかもしれません。)
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