色温度で雰囲気が変わる

 建築では照明の質を「色温度」で設計をしていきます。
 単位はケルビン。
 住宅での、食べる、くつろぐ・・・なら、色温度を低くするという話し。

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 電球には「電球色」「昼白色」などと色違いの種類があります。
 間違えて購入し、点灯してみると、まるでイメージが違っていることがあります。
 光の色が白過ぎるではないか・・・みたいな。
 失敗です。

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 失敗の理由を写真にしてみます。
 (写真:Panasonicのホームページ/シンクロ調光から引用。)
05DL色.jpg
 
 取り換える前の電球は左側の赤っぽい光だった。
 ところが、新しいものに交換したら右側の白い光になってしまった。

 色温度が低いと赤系になる。
 色温度が高いと青系になり、オフィスみたいになる。

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 照明の色温度分布は以下のようになっています。
04色温度.jpg
 
 一般の住宅では左側の3000K(単位/ケルビン)以下の値を使います。
 電球色といい、暖色系です。

 オフィスなどでは中央値付近の昼白色~昼光色(5000K~6500K)を使います。
 色味は白色~やや青です。

 これに明るさが加わると・・・(再びPanasonicのホームページ/シンクロ調光より)下図のようになります。
05DL色2.jpg

 aとbという文字を私の方で入れてみました。
 a位置のイメージは「電気を消し、ケーキにローソクを立てて誕生祝いをしているようなシーン」です。(暗いけれど演出効果満点)
 b位置だと「ローソクを消して、誕生祝は終わり、、、、部屋の蛍光灯を全部点けたような状態です」(すべてが見えます)

 飲み屋・・・(特に)ナイトクラブで例えると
 aのイメージは女性が男性を接待してくれる飲食シーン。暗くて雰囲気も十分です。(ムードがあります)
 しかし、bは・・・「閉店になりました」と急にライトが超明るくなって、ムードを台無しにして・・・客を追い出すシーンです。(しらけます)

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 照明には色温度が決められています。
 下図では上から(赤い矢印)・・・・
 ・電球色2700K
 ・温白色3500K
 ・昼白色5000K
と色温度(ケルビン値)が書いてあります。
 
07カタログ加工.jpg


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 色温度をうまく使ってある飲食店が家の近くにあったので写真を撮ってきました。
IMG_0722.JPG
 
 窓際に色温度の低い暖色系・照明器具を吊るしています。
 ① これで目を引かせる。
 ② 開店していることを訴える。
 ③ 美味しいです、と色温度でアピールしています。
 この店がもし蛍光灯(色温度の高い白色系)なら。。。美味しさは伝わってきません。

 飲食店は色温度を低く(=赤く)設計するのが一般的な設計です。
 それを間違えて、、、場末のラーメン店は色温度の高い「蛍光灯」を使うので奇妙な飲食店になるのです。

 住宅でも色温度を低くするのが成功への第一歩です。

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