コンストラクションキー

 新築中の家。
 工事中でも現場では戸締りが必要です。
 具体的には玄関のドアに鍵をかけて帰ります。

 さて・・・家が完成すると、建て主には玄関ドアの鍵を渡されるのですが、その鍵って工事中に皆が利用していた鍵ではないでしょうか。
 職人さんや現場監督さんの中に、悪人がいて、鍵を複製していたら・・・どうなるでしょう?
 玄関の鍵は、簡単に開けられてしまいます。 
 
 これを防ぐのがコンストラクションキー。(業界ではコンストキーと言う。)

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 コンストキーを利用していた現場では、家が完成すると、建て主にはまったく『新しいキー』が渡されます。
 建て主が・・・、玄関ドアのカギ穴に『新しいキー』を差し込み、回すと・・・、工事中に使っていたキーが(一瞬で)使えなくなる、という仕組み。
 これがコンストラクションキー システムです。
 不思議な仕組み。(私、機能は知っているけど仕組みは知りません。)

 メーカーによっては、リセットキーを差し込んでから、『新しいキー』を使い始める場合もあります。

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 とくに建売住宅では、単に玄関の鍵を渡されたとしても・・・「その鍵は大丈夫なの?」といった根本的な問題があるというわけです。

 意外な盲点を解決しているキーシステム。
 
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 似たようなものに賃貸住宅のキーがあります。
 前回住んでいた人が使っていたキーを、今回、また渡されても・・・、困りますよね。
 ある日、突然、昔の住人がやってきて泥棒化していたら・・・。

 今はこれもキーシステムが解決をしています。
 仕組みによって違いますが、住人が5回くらい変わっても、リセットキーを使うと、『新しいキー』が古いキーを使えなくするのです。

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 コンストラクションキーシステムを使っていない建築現場も多くあると思います。
 (私の場合だって、このシステムを利用していない現場もあります。)
 気になるのなら、最後の手段は玄関のシリンダー錠を交換する手法があります。
 交換したからといって、べらぼうに高額というわけではありません。

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 『ここからは余談です』 (読む必要なし)

 時代劇には、お殿さまが城につくった秘密の抜け道がある、という話しが出てきます。
 いざというときに、お姫さまや付き人を逃がす。

 「誰も知らない秘密の抜け道」はたいがいトンネル状。
 城から100mほど先に出口があって、無事逃げ切ることができる。

 トンネルを掘ったのは誰なのかという問題です。
 50人とか100人くらいの人手が必要だったと思います。
 それほど多くの人が知っている抜け道は、秘密なのか?
 それとも、完成後に作業員を全員殺して、本物の秘密にしたのか?

 ・・・子どもだった頃の僕はワクワクしながら、この矛盾に関心がありました。
 コンストラクション・キーを話題にするとき、いつもこの余談を思い出してしまうのです。

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