内観派と外観派

 ときどきこのBlogに書いていますが、建築には外観派と内観派がいると感じます。
 外観派は建物の形を始めに外側から考えます。
 それから内観を考える。
 例えば丹下健三。
 代々木の体育館は明らかに外から考えた形です。
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 出典:グーグル
 https://www.google.co.jp/maps/@35.6644018,139.6995685,224a,35y,1.61h,51.82t/data=!3m1!1e3?hl=ja

 しかし、丹下健三の場合、(彼は天才だから)内観も当時に考えられています。
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 出典:グーグル
https://www.google.co.jp/maps/@35.6674354,139.6999749,2a,60y,65.07h,106.47t/data=!3m6!1e1!3m4!1sf7nhzRPoolQFfxwykRFkbw!2e0!7i13312!8i6656?hl=ja

 こちらは同じく丹下健三の東京カセドラル関口教会。
 上から見たとき・・・十字架。
 誰も空から眺める人はいない!
 でも十字架という外観にこだわってます。
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 出典:グーグル
https://www.google.co.jp/maps/place/%E5%A4%9A%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC/@35.714497,139.7256173,219a,35y,117.09h,21.49t/data=!3m1!1e3!4m5!3m4!1s0x60188ca8194a026d:0xf83dcbc154c07994!8m2!3d35.6674769!4d139.7000617?hl=ja
 空から十字架の外観なんて無意味だと思うけれど、こちらはその内部。
 あっと驚くんです。
 内部がでっかい。
 荘厳。
 十字架が生きている。
 すばらしい。
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 出典:グーグル
https://www.google.co.jp/maps/@35.7144235,139.7265273,3a,90y,101.04h,118.08t/data=!3m8!1e1!3m6!1sAF1QipOFYmXDeYTrjD1EFApZwfiSCbu2g5wPCyg5S3i7!2e10!3e11!6shttps:%2F%2Flh5.googleusercontent.com%2Fp%2FAF1QipOFYmXDeYTrjD1EFApZwfiSCbu2g5wPCyg5S3i7%3Dw203-h100-k-no-pi-0-ya343.3679-ro0-fo100!7i8704!8i4352?hl=ja
 外観と内観が、合致しているんですね。
 普通はこうならない。
 外観にこだわるため、内部が滅茶苦茶使いにくいとか・・・になるのに。

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 住宅設計でも同じことが起きます。
 外観派は外からの形を優先するので、格好はいいんだけど、家として使いにくい。
 内観派は内部からデザインを考えるので、使いやすいかもしれないけど外観が下手くそ。
 やっぱり、少しは格好の良い家が嬉しい。

 外観と内観の一致はそうとうムツカシイ。

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