日本は家を貨幣価値に置き換えない

 良いものは高い、悪いものは安い・・・が一般的な常識ですが、日本の中古住宅だけは常識が通用しません。
 10年経った中古住宅がどんなに良い家でも悪い家でも、良し悪しに関係なく二束三文だという現実です。
 良い家なのに価値がないという建物。
 これは・・・オカシイ。
 逆に考えると、だからみんなが(社会的に)良い家を建てないのだ、とも言えます。

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 我流で建てるのです。
 中古住宅に価値があって、売買できるような市場があれば・・・、人は家を新築するとき「将来この家はいくらで売れるだろうか」という視点で設計すると思います。

 例えば、駐車場です。
 自分は車に乗らないからといって、駐車場をつくらない家がある。
 それは個人の勝手といえば勝手なんですけど・・・中古市場があり貨幣価値に置きかえる考え方があると、駐車場のない家は買い叩かれます。
 高値で売りにくいという、市場の目が入ります。
 すると、売りやすい家とは駐車場がある方がよい、ということになって家は売買市場に出ていくことで住宅はストックとして社会的に長い期間建っていることができます。
 単なるカーポートではなくガレージだったらもっと高値がつく、というのもアメリカの事例を見るまでもなく当然の価値だと言えます。

 奇抜、奇妙な家も同様です。
 市場の目で考えると奇抜な家は普通売れません。
 買い叩かれるはずなんですが、現在は買い叩く市場がないので、我流の奇抜住宅を未だにつくり続けている建築家が多い。

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 中古住宅の市場ができると、良い中古住宅は高い、悪い中古住宅は安い・・・という社会性が生まれます。
 我流で家を建てる人が減り、貨幣価値に置きかえことができる価値の高い家が残るようになり、価値のない家は残らなくなります。
 
 テレビ東京の「何でも鑑定団」という番組。
 物や絵の価値を値踏みする番組です。
 「いったい幾らで売れるのか」
 価値が高いものなら大切にするし、価値のないものなら・・・捨ててもいい。

 おもしろいことに日本の住宅には「何でも鑑定団」のような価値が存在してないことです。
 家を新築するとき、将来、この家はいくらで売れるだろうか・・・、という視点がない。
 貨幣価値に置き換えない。
 
 アメリカの住宅はこの点が違います。
 家を貨幣価値に置き換えるので・・・我流住宅は売りにくく、価値ある住宅には高値がつく仕組みができ上っている。
 だから、家は格好が良くないと売れない。
 皆が環境やデザインを重要視するんです。

 こちらは「デスパレートな妻たち 家」で検索したときの住宅画像です。

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