各論で考えるのは簡単

 ・ 使ってはいけない素材とか・・・
 ・ 高気密住宅がいいとか・・・
 ・ 失敗しない家づくりとか・・・
 YouTubeにはそんな建築関係の動画が多くあります。
 しかし、それは「各論の話し」。
 家を建てるってことは・・・「総論で考える」ってことです。

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 雑誌やYouTubeでは話しを明確にする必要があるので・・・、また分かりやすくするため・・・、各論で話しを進めるのです。
 例えば、本箱の設計。。。。
 本には種類がたくさんあるので、棚は一段いちだん動く方がよい、という各論の考え方があります。
 絵にするとこんな感じ。
 使いやすさで考えるのです。
004各論本棚.jpg

 しかし、次の絵を見て下さい。
 整然と並んでいる棚の方が美しいと私などは思ってしまいます。
 つまり、各論で考えたことは・・・総論でうまくいかないのです。
005総論本棚.jpg

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 こちらも各論で考えた窓デザイン。室内から考えている窓です。
 トイレの窓はトイレらしい形(つまりトイレの窓はむやみに大きくしないのが普通)、階段の窓は踊り場に設けるから1階と2階の中間にきたりして、前述した本棚の「雑然さ」と似たようなことになってしまっています。
 建売住宅ってみなそうなります。
001建売.jpg

 ところが住宅を総論で考えると以下のようなことになります。
 (当事務所の設計監理です。)
002kusunoki.jpg

 この外観にもトイレの窓もあるし、階段の窓もあるのですが・・・総論設計を行っている、というわけです。

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 使ってはいけない材料紹介や、高気密住宅を説くYouTuber(ユーチューバー)は、(たいがい)各論を話しています。
 各論は分かりやすいからだと思います。
 が、そのYouTuberは総論である、自分のつくった住宅をほとんど紹介していないのが一般的です。
 
 総論を見せることは・・・むつかしい。
 多くの矛盾を乗り越えてつくって行かねばならないからです。

 家づくりは総論なのです。
 矛盾のかたまりなんです。
 都合よくいかないけれど、それをどのように乗り越えているのか、そこがポイントです。

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