100通りの近隣苦情-2-(交渉人)

 近隣苦情が起きたとき、その交渉は誰が行うのか、という話しです。
 一般的には建設会社や設計者が間に入ります。
 建て主が苦情者と直接交渉する、ということは普通ありません。

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 工事に関すること(騒音・ホコリ・振動・路上駐車)は建設会社の現場監督が行ないます。
 設計に関すること(窓の位置・排気・建物高さ・日照・眺め)は設計者が行います。
 (設計施工だったりすれば建設会社が。)

 建て主が交渉に参加することは無いと思います。(私の場合は一度も無かった。)
 建て主さんが交渉に参加すると、交渉でこじれたときはアウト。その後、家が完成して暮らし始めたとき、隣家とずっとトラブルを引きずったままになる。それを避けます。

 また、建て主さんは建築を知らないので余計なことを言う可能性もあります。
 「窓を小さくする」とか、「窓の位置をずらす」などと答えてしまって、役所に届けてある図面と食い違ってしまうと、今度は役所の竣工検査に合格しなくなる・・・、という問題も発生します。

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 こじれた場合を視野に入れるべきです。(とんでもないクレーマーがいるから。)
 建設会社や設計者を「悪者」に仕立て、「建て主」は穏便に対処したことを演じた方が上手く解決しやすい、と私は思っています。

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 が、解決方法には100通りあってさまざまです。
 ある現場では、隣家の苦情に対して、建て主の奥さまが『逆切れ』しました・・・。
 そして、いきなりその足で、隣家(苦情者)に怒鳴り込んだ。(ご主人ではなく、奥さまが、怒鳴り込んだ。)
 
 「お互いさまじゃないの!」
 形相も凄かったので・・・以後、隣家の苦情は止まりました。

 このときの苦情は、「キッチンの排気が我が家(苦情者)の庭に流れてくる」というもの。
 現場に設置された換気扇を見て、隣家は煙が流れてくると思ったのだと思います。

 (排気の苦情は意外に多い。)

 このときはそれで済んだからラッキーだったと思います。
 普通、建て主さんは前面に出ない方が(やはり)良いのではないかと思っています。
 

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